RM造のレイアウトプランニング孝

今日はどちらかと言うと施工者様向けの話しになります。
RM造のレイアウトプランニングですが、基本的には200mmピッチ且つ交差部ではブロックが直角に交わる様にします。ブロック1つの大きさが、縦×横×高さ=200×400×200(mm)だからです。はいブロックで造る家ですから(笑)です。
駄菓子菓子!当然に敷地がいつも方形とは限らないし、200mmピッチ(つまり200の倍数)のレイアウトプランでは敷地の有効利用上、無駄が出る。
200mmピッチ問題は解決が簡単で単にブロックを羊羹の様に切り数字を好みの値(平面基本計画に合った数値)にすれば良いです。
ブロックの交差部を直角にする事を忠実に守りたい場合は斜めになる界壁(made of ブロック)を交差部が常に直角になる様に“雁行”させれば解決致します。しかしカカシコケシやはりブロックを“雁行”させるとなると敷地の有効利用上、無駄が出てしまいますね。
そこでRM造の場合、考え方が2つございます。
①ブロックの小口を角度に合わせ加工する
②交差部(出隅部)をコンクリートで埋めてしまうです。①は上図の左です。<T交差部>と呼ばれる箇所ですが、切り落とす角度は図面から予め判るのでブロック発注時に当該箇所のブロックの切断加工を頼んでおけば良いでしょう。まぁ、現場でブロックを加工しても良いです。
②は上図右です。<隅部>と呼ばれる箇所ですが、もう掟破りですが(?)隅部は型枠を作ってしまいここダケRC造にしてしまうと言う手法もございます。
上記①&②の施工を選択肢とするとRM造のレイアウトプランニングもそれなりに自由度が上がると思います。
但し、垂直方向に関しては200mmピッチを守った方が何かと捗るかと思います。
以上 本日はココ迄
Sean Y.