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RM造の屋根防水考:屋上に屋根掛けるか…

 耳タコ的話しだがRM造もRC造の一種なんで、屋根は殆どが陸屋根となる。当駄ブログの読者貴兄にはイケスカナクモ通ぶってここはロクヤネとご発声頂ければと思う。
それで陸屋根とは平らな屋根の事でまぁ屋上だ。だからRC造の場合は屋根防水とは言わずに屋上防水と言うのが一般的なんJAMAICAと思う。

 ここで超簡単に通常の屋上防水のやり方を説明してみる。(下図左参照)
 屋上に防水剤をその立ち上がり部分(パラペットと言う)迄何層も塗って防水層を作り、その最上部に笠木(かさぎ)と呼ばれる仕上材で蓋をし、この笠木で雨水がパラペットの天部から内部に入り込まないように補強する。そして最後に防水層の保護の為、モルタルを塗る。
防水剤の選択にも依ると思うが屋上防水の耐用年数は管理人個人的には10年も無いと思っている。
 ましてやRM造の場合はパラペット部分もブロックで構築されているのでこのブロックの目地部分が試す(?)防水剤の下地追従性(伸縮性とは別の考え方)の問題でRC造より一段と危険度が増す。
当駄ブログで何度も何度も書いて来た様に只でさえ雨漏りがし易い壁面構造なのに、屋上迄も雨漏りに対して弱い構造だ。

 んで、その当駄ブログで提案したいのは、パラペットで隠れている部分に屋根(鉄板瓦棒葺)を掛けてしまおうと言う方法だ。(下図右参照)
 これなら屋上に直接雨は降らないし直射日光も当たらないから、屋上防水劣化の3大原因の・ひび割れ・浮き・水溜まりを回避出来安心度及び耐用年数も高まるのでは無いかと思う。
 屋上で体操やバーベキュー大会が出来ない(笑)だけで無く、エアコンの室外機を乗せられないと言う大きなデメリットはあるが、それでも通常の防水仕様より安心だと管理人は思う。

って事で本日はココ迄

Sean Y.


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