BLOG

開口部考Ⅳ:ガラスコーティング

 気が付いたら、お盆もとうに過ぎ、豊臣秀吉より年上になっていた。相変わらずの残暑だが夜明けは遅くなって来たし朝は以前よりは少し涼しいと思うお江戸なのである。

 その(どの?)お盆休み中にガラスコーティング剤と言うものをご提供して頂き、自室の大開口部にこれを塗布してみたんだ。(冒頭写真)
あっ、“案件”じゃ無い(笑)。

 このガラスコーティングの特徴と言うか、ガラスコーティング剤と言うものは、開口部のガラス面に塗布し、主に開口部からの日射熱を遮蔽し室内温度を下げる(→省エネ→空調費用の節約)効果を期待するシロモノだ。
まぁ、アチコチのメーカーが出していて何れのメーカーも
「ウチのが一番性能が良い!」
「紫外線カットは勿論の事、赤外線カット率も90%以上ある」
と宣うのである。
まぁ、以前にも書いたがこの手の特殊塗料(って言うの?)業界は魑魅魍魎が跋扈する世界(笑)だ。
なので(?)「赤外線カット率も90%以上ある」を真に受けてはならない。勿論、各メーカーの実験データ(環境省ETVに登録)をみるとそれは嘘では無い。駄菓子菓子、赤外線の中でも最も暑いと感じる<近赤外線>域でのカット率が高く無いと、「赤外線カット率が90%以上ある」と言っても期待する性能が抜群に良いとは限らないのである事は知っていないと後で損をする。
 勿論管理人は、知っていて損をする事はイヤな性分ので<近赤外線>域でのカット率が一番高いこのメーカーのものをガラスに塗布した。因みにこのメーカーのものは吸熱作用によって遮熱(日射熱を遮蔽する事)をするので冬場には断熱効果みたいなもの迄得られる。
…って、超不器用な管理人にとっては塗布作業は大変だった。

 んで、肝心な効果だが、超雑な作業(by 超不器用な管理人)にもかかわらず効果は抜群だった。あっ、勿論ガラスコーティングを塗布したガラス面が今時では珍しい<単板6mm>と言う超低性能サッシと言う事実もあっての事だが、夏の午後から日没迄の長い時間に太陽光がダイレクトに当たるガラス面での遮熱を実感出来きた。
夕方のこの部屋の温度が塗布前より確実に下がっている事が実感出来きた。
 尚、このガラスコーティング剤のメーカーは“ビフォアフター”でその効果が数値で分かる様、計測値をその場で開示して呉れるので、<実感出来た>とか言う思い込みの心配が不要と言うのも有り難い。
 まぁ、難点と言えば事前に作業をする空間(作業スペース)を作らねばならない事と、塗布後も数時間はコーティング剤の臭いが残ってしまうと事かな。
 しかし、作業をする空間(作業スペース)を作る時についでに掃除が出来るし、塗布の際邪魔になるカーテンは取り外しの際に洗濯が出来る。勿論最低限塗布面(室内側)は綺麗にするのでガラスも綺麗になるので超雑な作業でのコーティングの後でも窓及びその周りが綺麗になり気持ちが良かった。臭いも時間が経てば消えるし…

って事で、このメーカーのコーティング剤はお勧め出来るシロモノだった。

今日はココ迄

Sean Y.

関連記事一覧

PICK UP